2009年2月22日 (日)

「笑う警官」 佐々木 譲

テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル 「警官の血」
ドラマは残念ながら見ることができなかったのですが、興味が湧いたのは事実。
まずは初期のものからということで…。

笑う警官 (ハルキ文庫) Book 笑う警官 (ハルキ文庫)

著者:佐々木 譲
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2009年秋公開予定にて映画化されているらしいですが、小説とは別ものになるでしょうから、あえて触れないようにして読み始めました。
どうせ役者の顔が浮かんできてしまうのなら、先入観無しで読んで自分なりの顔をあてはめようと思います。

女性警察官の死体が発見された。
容疑者である交際相手の警察官には射殺命令までもが下される。
仲間を信じる者が集まり独自の調査を始めるが、背後には警察の腐敗が絡んでいるらしい。

警察小説といえば、ほぼお決まりとなっている「キャリア組」と「ノンキャリア組」の構造です。
だいたいは、出世意欲が強く、裏金を貯え、ミスを恐れるあまり「事なかれ主義」を通すキャリア組が悪役になります。

タイムリミットは明日の朝。
ベテラン刑事の適切なアドバイスもあり、次々と新事実が発覚する。
しかし、彼らの情報もどこからか漏れているようである。

本来は一匹狼では無いのだが、気の合う仲間がいないため孤立している佐伯という刑事がいいですね。
女性警察官を加えることにより、男ではとても引き出せないような「噂話」や「感性」という情報を加え、それが解決への糸口となっていきます。
「紅一点」はドラマや映画にするにしても重要?

物語の結末など予想できてしまう事柄も多数あるのですが、明日の朝という時間設定を加えることにより、緊張感が醸し出されているようです。
一気に読みました。
このシリーズ、読書の候補に入れておきます。

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