2007年2月18日 (日)

「Dojo-道場」 永瀬準介

書店で平積みになっていた中で、この本の表紙が目に留まりました。
空手着の女の子は、(男と違って)妙にさわやかに見えます。
柔道着と違って、ズボンの裾が長めなところがポイントなのでしょうか。

Dojo-道場 Book Dojo-道場

著者:永瀬 隼介
販売元:文藝春秋
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会社をリストラになった藤堂忠之が主人公。
現在は、先輩の「空手道場」を任されている。
本当の道場主は空手の達人「神野」なのだが、現在失踪中?の彼の道場を守るべく奮闘しているのが藤堂なのである。

外見はいかにも人が好さそうに見え(もちろん本当に性格も良いんですが)、空手に対しても真っ直ぐに取り組んでいる姿には好感が持てます。
これで弱ければ話にならないところですが、天才・神野に気に入られてしごかれたというくらいだから、相当に強いです。
誰もいない道場で臑を鍛えるために一人で砂袋を蹴る等、空手に対しては日ごろの努力を欠かしません。
尊敬する神野に預かった道場の経営に腐心し、道場生や周囲の人々に巻き込まれ、もがき続ける藤堂。
社会的にうまく立ち回れなくても、他人の痛みが分かる彼であればこそ解決できることもある。
読み終えた後に清々しい気分になりました。

世間一般では、いわゆる「総合格闘技」が流行ですが、これを読めば空手の魅力を再認識できます。
K君、空手は、武道は、素晴らしいですね。

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