2009年7月 7日 (火)

「重力ピエロ」 伊坂幸太郎

前から気になっていたのですが、やっと読むことができました。

重力ピエロ (新潮文庫) Book 重力ピエロ (新潮文庫)

著者:伊坂 幸太郎
販売元:新潮社
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母親に乱暴した男、それが弟の本当の父親?。
弟が性的なものを嫌うのはそのせいなのか。

成長して遺伝子関連の企業に勤める兄。
町の落書きを消す仕事をしている弟。

発生する連続放火事件。
規則性を発見する弟。
その謎解きに加わる兄と入院中の父。

何かと、弟に遅れをとってしまう兄、しかし、その兄は弟の「お守り」でした。
「俺たちは兄弟は最強なんだ」


良く考えられた設定ですが、いまひとつのめり込むことができないのは、この兄弟と父の会話のせいでしょうか。
それとも性的なものが関わっているからなのか。
この後の展開がぼんやりと見えてしまうせいなのか。
あまりストーリーに関連しないような人たちも出てくるような…。

それなりに面白かったのですが、今回はどうしても感情移入ができず、スッキリしませんでした、きっとこの小説だけなのでしょうけど…。

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2008年8月30日 (土)

「グラスホッパー」 伊坂幸太郎

読書において尊敬できる男、G社のK君にいただいた本。

グラスホッパー (角川文庫 い 59-1) Book グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)

著者:伊坂 幸太郎
販売元:角川書店
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この本も今までさんざん目にしてきたにもかかわらず、手に取ることがなかった本。
初めての作者、また、初めてのジャンル等に挑戦するにはいろいろなきっかけが必要なことがわかりました。

現代社会の「悪」に対して、あくまでも個人的に妻の復讐を企む男、鈴木。
しかし、自らが翻弄されてあらぬ方向に流されていく。

個性が際立つ、いわゆる殺し屋。
しかし、一部の感情は常人とかけ離れている彼らでさえも、操り人形である自分を感じたり、殺した者たちの亡霊に悩まされたりする、やはり人間なのである。
そして気になるのが、自殺・ナイフ・毒殺に加え、「押し屋」という職業。
しかし、自動車や電車が迷走し、高層ビルが乱立する都会にとっては充分に成立するような気もしてきます。

予想通りであるような、一波乱ありそうな、そんな気持ちのうちにエンディングへ。
読後感は結構さわやかだったなあ。
それにしても都会は恐いところ、気をつけなければ。

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