2009年3月20日 (金)

「町長選挙」 奥田英朗

このシリーズ、どうしても気になってしまいます。

町長選挙 (文春文庫) Book 町長選挙 (文春文庫)

著者:奥田 英朗
販売元:文藝春秋
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精神科の伊良部医師は相変わらずのマイペースぶり。
資産家で大病院の院長が父親という立場ゆえか、思いのままに生きている。
こんなふうに生きられたら幸せだろうなあ。

今回は4話が収録されていますが、特に次の二つ。
・大手新聞社の会長であり、有名プロ野球球団のオーナー。
・公の場でもノーネクタイでTシャツの若きIT長者。
これ、すぐにモデルは想像できてしまうのですが、大丈夫なのでしょうか。
しかも、現実より平和的に終ってますけど…。

今作では、伊良部でさえも一目置く看護師「マユミちゃん」の存在感が大きくなっています。
白衣で、ミニスカで、谷間で、いい香りです。

とにかく、次も楽しみです。

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2008年2月11日 (月)

「空中ブランコ」 奥田英朗

やっと文庫化!
以前「イン・ザ・プール」を読んでから、本当に文庫化が待ち遠しかった一冊です。

空中ブランコ (文春文庫) Book 空中ブランコ (文春文庫)

著者:奥田 英朗
販売元:文藝春秋
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精神を病んでしまったが故の摩訶不思議な症状に悩む人々。
彼らは魅入られたように伊良部総合病院の地下にある精神科を訪れる。
そして伊良部先生に振り回され、看護師のマユミちゃんに注射をされてしまいます。
基本的には伊良部先生の生き方を見て、何らかの解決方法を見出していくというのがパターンです。

現代人は、社会・職場・家庭に束縛され、また、それらから身を守るために心に壁をつくってみたり、いろいろと気を遣うことが多いのでしょうね。
しかし、相変わらずの伊良部先生には、束縛されるものもありませんし、気を遣うことも無いように感じます。
基本的に「金持ち」なので心に余裕があります。
まあ、なんでもやり放題といっても良いでしょう。
我々には、伊良部先生のように生きることは難しいかもしれません。
でも、せめて精神だけでも「自由奔放」に生きたいと思います。

前作からとても気になっている看護師のマユミちゃん。
今回はちょっと人間らしい?面も見せてくれますが…。

人間の宝物は言葉だ。
他人の無神経な一言が思わぬほど長く心に引っかかってしまったり、
ちょっとした一言で悩みから抜け出すことが出来たり、
どうせなら人を喜ばせるほうにこの「宝物」を使っていきたいものですね。

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2006年3月26日 (日)

「イン・ザ・プール」 奥田英朗

イン・ザ・プール Book イン・ザ・プール

著者:奥田 英朗
販売元:文藝春秋

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文庫化を待ち望んでいた一冊、発売早々に入手しました。
でも、これで安心してしまったのか読み始めるのが遅れてしまって…。
出張をきっかけにやっと読むことができました。

神経科の伊良部先生と患者達の話です。
結果的には、この伊良部先生の治療(というか行動で)患者となった人々は何らかの解決にたどり着くことができます。
伊良部先生は、自分勝手にうごいているようにみえますが、基本的には患者さんの意思を受けとめていて、あまり深刻になっていないところが良いんでしょうね。
(あの性格は、やはり病院の御曹司という立場であってのことなのでしょうが…。)
仕事で悩んでいる時に、上司や先輩方の意見を聞くよりも、飲み屋で女の子とバカ騒ぎをした方が気分がスッキリする、そんな感じなのでしょうか。

この患者達をみていると、(「勃ちっ放し」を除けば)みんな現代人がかかってしまってもおかしくないような症状だと思われます。
そんなときに頼れるような、こんな医者(人)を確保しておきたいものです。
また、自分自身もそのような人になりたいものですが、この本をみて伊良部先生のマネをすると、かなりおかしな人に思われそうなので要注意です。

読んだ後に奇妙な爽快感が残るこの本でしたが、
こうなると続編「空中ブランコ」も読みたくなってしまいます
できるだけ早く文庫化してほしいものです。

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