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2009年3月22日 (日)

「鉄を削る 町工場の技術」 小関智弘

たまには真面目な?本を。
仕事にも関係しているし、表紙のバイトも見たことがあります。

鉄を削る―町工場の技術 (ちくま文庫) Book 鉄を削る―町工場の技術 (ちくま文庫)

著者:小関 智弘
販売元:筑摩書房
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機械加工、特に旋盤加工の話です。
筆者は、汎用旋盤で鉄を削り製品(部品)を作り出す、いわゆる旋盤工です。
さまざまな現場で実際に体験してきたことですから説得力が違います。

最新の機械でも加工できない品物を計測し、作り出せるのは、職人の手であるということ。
そこには数値制御をこえた感覚が存在する。(らしい)
ということが書かれていますが、この本は、昔ながらの機械や職人をただ褒め称えているだけの本ではありません。
筆者は汎用のみならず、その当時最新のNC旋盤も体験している人ですから。

町工場ならではのいろいろなエピソードも載っています。
実際に機械に携わっている人にとっては、良い刺激になりそうです。

最新の機械は数値制御も正確で便利ですが、それに甘んじてしまうと、人間の方が材料の着脱のみを繰り返す機械のようになってしまう。
機械を使いこなしてこそ、次の技術への道も開けるのです。

社員教育にも使えそうな本です。

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