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2009年2月22日 (日)

「KAPPA」 柴田哲孝

前に読んだ「TENGU」に続き、今度は「KAPPA」。河童?

KAPPA (徳間文庫) Book KAPPA (徳間文庫)

著者:柴田 哲孝
販売元:徳間書店
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バスフィッシングを楽しんでいた釣り人が沼に引き込まれた。
目撃者は河童に襲われたという。
担当の刑事・阿久沢も有力な手掛かりを得ることができず、焦っていた。

まずはバス釣りの描写から、
知識がある人であれば、より理解できるであろう文章。
賛否両論はあるのでしょうが。
大藪小説にも似たようなカタログ調の文章があり、そこには見たこともない「銃器」や「スポーツカー」など、男の道具の情報が載っていて、胸をときめかせていた読んでいたものです。
(ロレックスも「ローレックス」という綴りで語られていた、懐かしい)

フリーのルポライター、有賀雄二郎の頭の中に何かが閃いた。
「この事件の裏には何かある」
知り合いの地元の老漁師、吉岡源三、少年・太一とともに河童の正体を調べにかかる。
そして、別れた妻との子・雄輝との会話からから、思わぬ発見へ。

読後には爽快感とともに、日本古来の生物はどうなってしまうのか、また、事件が起こらなければ誰も(国家も)動かないという現実を突き付けられました。
でも、前述の「TENGU」では、後半にアメリカやUMAが出てくると、(個人的なことで非常に恐縮ですが)醒めていってしまうような感じがしていたのですが、こちらはそのようなことはありませんでした。
本来はこちらの「KAPPA」の方が先に書かれたらしいですが、続編が出ればまた手に取る確率は高いでしょう。

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「笑う警官」 佐々木 譲

テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル 「警官の血」
ドラマは残念ながら見ることができなかったのですが、興味が湧いたのは事実。
まずは初期のものからということで…。

笑う警官 (ハルキ文庫) Book 笑う警官 (ハルキ文庫)

著者:佐々木 譲
販売元:角川春樹事務所
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2009年秋公開予定にて映画化されているらしいですが、小説とは別ものになるでしょうから、あえて触れないようにして読み始めました。
どうせ役者の顔が浮かんできてしまうのなら、先入観無しで読んで自分なりの顔をあてはめようと思います。

女性警察官の死体が発見された。
容疑者である交際相手の警察官には射殺命令までもが下される。
仲間を信じる者が集まり独自の調査を始めるが、背後には警察の腐敗が絡んでいるらしい。

警察小説といえば、ほぼお決まりとなっている「キャリア組」と「ノンキャリア組」の構造です。
だいたいは、出世意欲が強く、裏金を貯え、ミスを恐れるあまり「事なかれ主義」を通すキャリア組が悪役になります。

タイムリミットは明日の朝。
ベテラン刑事の適切なアドバイスもあり、次々と新事実が発覚する。
しかし、彼らの情報もどこからか漏れているようである。

本来は一匹狼では無いのだが、気の合う仲間がいないため孤立している佐伯という刑事がいいですね。
女性警察官を加えることにより、男ではとても引き出せないような「噂話」や「感性」という情報を加え、それが解決への糸口となっていきます。
「紅一点」はドラマや映画にするにしても重要?

物語の結末など予想できてしまう事柄も多数あるのですが、明日の朝という時間設定を加えることにより、緊張感が醸し出されているようです。
一気に読みました。
このシリーズ、読書の候補に入れておきます。

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2009年2月 7日 (土)

「ストロベリーナイト」 誉田哲也

意味不明なタイトルと久しぶりの警察小説とのことで手に取りました、厚みもOKです。

ストロベリーナイト (光文社文庫) Book ストロベリーナイト (光文社文庫)

著者:誉田 哲也
販売元:光文社
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ノンキャリアから異例の出世の美人女警部補が主人公。
相談役がベテラン監察医で、ちょっと軽めの相棒、対立するのは昔堅気の強面刑事と、まるでそのままドラマに移行できそうな感じです。
監察医のセリフに至っては「わしは…なんじゃ」と典型的な老人口調。
(今どきこんな喋りがあるのだろうか?)
今回は(本の)選択を誤ったか?

だが、読み進めていくとそれも気にならないレベルになってきました。
予想に反して結構グロテスクな表現もあります。
美人警部補のひらめきが事件を進めていくカギになるのですが、他の刑事の描写も多く、彼女を「敏腕刑事」にしていないことが良かったのかもしれません。

続編も読んでみようかなと思える一冊です。

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