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2008年11月16日 (日)

「TENGU」 柴田哲孝

26年前に群馬県の寒村で起きた凄惨な殺人事件。
当時事件を取材した道平は、同じく当時警察の鑑識だった大貫から呼び出された。
「もう一度、あの事件を洗いなおしてみようと思っている」

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癌で入院した大貫に代わり、道平はもう一度事件を洗いなおしにかかる。
道平には事件で知り合った彩恵子という女性の思い出があった。

道平の過去と現在が交互に描かれる。
殺人鬼は人か天狗か、彩恵子の行動も謎。

会社から離れ、フリーになる道平は、那須のログハウスに暮らすことになる。
そこでの暮らしや、小料理屋「華車」の母娘にふるまう手料理はまさに大藪小説。
男だったら一度は憧れる「隠れ家一人暮らし」です。

DNA鑑定から導き出される天狗の正体は?
舞台をアメリカに移し明かされる衝撃の事実。

前半は物語のなかにぐいぐいと引き込まれていきました。
謎の殺人者を巡っての捜査と報道、そして謎の女「彩恵子」の生い立ちや人間関係、その後の人生も含めての数奇な運命。
後半はアメリカが関わっていたあたりから何となく想像できていたものの、ちょっとドライな展開になります。
主人公は大藪小説ほどハードボイルドではないですが、面白く読むことができました。

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