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2008年8月30日 (土)

「幽霊人命救助隊」 高野和明

パソコンの調子が悪く、最近記事を書けませんでした。
今まで大きなトラブルがなかったのですが、こんなこともあるのですね。

さて、
ある書店で大量に並んでいたので、気になって手に取った本です。
今まで存在は知っていたのですが、どうしても手に取れずにいました。
こういうきっかけでの巡り会いは結構多いような気がします。

幽霊人命救助隊 (文春文庫 た 65-1) Book 幽霊人命救助隊 (文春文庫 た 65-1)

著者:高野 和明
販売元:文藝春秋
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天国に行きそびれた4人。
なぜかと言えば、彼らは自殺という手段で自らの命を絶ったからなのです。
天国に行くためには地上で自殺しようとしている人を100人助けなければならない。
それが神との契約。
「最新機器」を手に自殺希望の人々の「治療」にあたる4人。

話としてはよくあるような感じですが、登場人物やレスキュー隊の設定(道具)が面白い。
それにしても、世の中にこんなに自殺予備軍がいるとは知りませんでした。
しかもその中のほとんどが「うつ病」だとは…、嫌でもこの社会の歪みを感じてしまいます。
生前の自分たちとよく似た境遇に遭遇した彼らは、だんだんと自分たちの自殺の動機などを思い出し、考えを巡らせる。

怖いなと思ったのは我々の住んでいるこの「社会」。
弱い人、真面目な人にはとても厳しい、未来の見えないこの「社会」。
改めて指摘されるととても心が痛くなります。

ストーリー的には充分予想できた範囲なのですが、予想を裏切って最後までひっぱられました。
ラストも好みです。

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