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2008年6月 9日 (月)

「アンフェアな月」 秦 建日子

雪平夏見のパートナーの安藤刑事、小説では健在です。

アンフェアな月 アンフェアな月

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警視庁捜査一課・検挙率ナンバーワンの女刑事。
過去に二人の被疑者を射殺。
無駄に美人。
今回の事件は生後3ヶ月の女児誘拐事件。
あいかわらず無駄な言動は一切無し。
安藤も雪平の性格が掴めてきたようで、優秀なパートナーぶりを発揮しています。
登場人物の顔が、頭の中でドラマでの出演者の顔に変換されるのも前作どおりです。

現代社会の問題点を折り込みながら進行するストーリーの中で起きる、女児誘拐事件と女児殺人死体遺棄事件。
時間と空間を交錯して進行する二つの事件が繋がったときに真相が見えてきます。
そして考えるのは、人間とは…哀しいですね。

小説の内容とは違うのですが、前作でも書かれていたように、
「人間は、他人に理解してもらうためや、世間体を取り繕うために、どこかで見たドラマのシーンやマニュアル通りに行動することによって、いくばくかの安心感を得ようとしている」
少し乱暴に言えば、「社会通念で、シーン別に言うべき台詞が決まっている」ということか。

自分の中の常識に外れないように、この枠を超えて生きて行ければなあ、なんて思ってみます。

この小説、思ったより読ませてくれます、続編も楽しみです。

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