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2008年3月13日 (木)

「黒猫館の殺人」 綾辻行人

「館」シリーズも6作目。
読み続けて「とうとうここまで来たか」という感じです。
今回の中村青司の設計による「館」は「黒猫館」。
まさか建物が猫の形をしているわけではないでしょうが…。

黒猫館の殺人 (講談社文庫) Book 黒猫館の殺人 (講談社文庫)

著者:綾辻 行人
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前回に引き続き、推理作家の鹿谷門実と編集者である江南孝明が登場。
記憶を失った鮎田老人の手記を手掛かりに、二人が辿り着いたのは北海道。
「黒猫館」と呼ばれるその屋敷で一年前に起きた殺人事件。
その真相は…。

世間から隔離された館の中での殺人ではありますが、事件が起きたのは一年前のこと。
今回はいつもと違って、殺人者の影に怯えなくてもすみそうです。
当たり前ですが、「化け猫」も出てきそうにありませんのでじっくりと読み進めていきます。

鮎田が管理する「黒猫館」で、一年前に起きた二つの殺人事件。
「黒猫館」の元の持ち主である天羽博士、その娘、理沙子。
中村青司の交友関係から始まって解き明かされていく謎。
屋敷を調べていくうちに感じられる違和感。
ここが「黒猫館」…。

読み進めていくうちに、自分なりに「館」の謎や密室のトリックなどが、ある程度見えて来たつもりでしたが、いかんせんスケール感が違いました。

最初は、「これを読んだらいよいよ『暗黒館の殺人』だ」 など余計なことを考えていましたが、いざページを捲ってみると、いつもと同じようにストーリーに引き込まれていきます。
さらりと読めたわりには、なかなかの感動がありました。
忘れた頃に読み返すのが楽しみな一冊です。

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