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2008年2月 7日 (木)

「十角館の殺人」 綾辻行人

G社のK君が、薦めてくれたのが、「暗黒館の殺人」。
今まで目にしてはいたものの、綾辻行人先生の小説は未読。
「ようし、これを機会に読んでみるか」ということで調べてみると、この本は「館」シリーズと呼ばれているらしいことがわかりました。
シリーズなら最初から行かないと…。
京極夏彦なら「姑獲鳥の夏」、綾辻行人なら「十角館の殺人」を…。

十角館の殺人 (講談社文庫) Book 十角館の殺人 (講談社文庫)

著者:綾辻 行人
販売元:講談社
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書店にはちょうど「新装改訂版」と「旧版?」が並んでいたのですが、改訂=改良と判断し、迷わず改訂版を手に取りました。

無人島に渡った大学のミステリー研究会の七人。
突然の殺人予告、犯人は仲間のうちの一人なのか。
一方、本土では、ミステリー研究会の関係者に死者からの手紙が届く。

外界と隔離された殺人現場。
互いをミステリー作家の渾名で呼び合う仲間たち。
直接関係は無いのだが謎解きに走る探偵?。
この小説で久しぶりにミステリーらしいミステリーを読んだ感じがしました。

連絡手段の無い島では、犯人の予告通りに学生が一人ずつ殺されていく。
互いに疑心暗鬼になり、学生たちは自分しか信用できない状態に。
ただし、外部の人間の犯行である可能性も残って…。
本土では、過去に島で起きた殺人事件についての謎が調べられる。

しかし、読んでいると懐かしい。
もちろん携帯電話やパソコンなど無い頃のこと。
今では携帯電話の無い生活など考えられませんが、小説的にはそのほうがはるかにトリックが考えやすかったのではないでしょうか。
学生たちは、探偵に憧れているからなのか、それぞれタバコを楽しんでいます。
でも、喫煙できる場所も少なくなっている現代ではちょっと考え難いかもしれません。

最後まで緊張感を持って読む事ができました。
ラストもこんな感じで賛成です。

過去のミステリー作家の名前を出されると、小さい頃読んだ「シャーロック・ホームズ」やら「アルセーヌ・ルパン」などの物語も思い出されてきました。
できればもう一度読み返したいような、そんな気分になりました。

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