« 「武士の一分」 | トップページ | 「百器徒然袋・風」 京極夏彦 »

2007年11月 1日 (木)

「銀行籠城」 新堂冬樹

出張の際に目についたこの本。
確か何年か前に同じような事件があったような…。
でも、帰りの電車で読むにはちょっと薄いかな…。

銀行籠城 (幻冬舎文庫) Book 銀行籠城 (幻冬舎文庫)

著者:新堂 冬樹
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

実際は「帯」がついていたのでウエストラインから下は隠されていましたが、外してみると相当にショッキングなこの表紙、これだけでも人目を引きます。

銃を持ち、銀行に立て籠もる犯人。
金銭には目もくれず、それはむしろ「立て籠もり」自体が目的のようでもあって…。
行員達を人質にとり、死の恐怖で完全に支配化に置きます。
そして目的遂行のためには容赦なく人質を殺していきます。
はたして犯人の真の目的は何なのか。

この本を見て思い出したのは「三菱銀行人質事件」、「梅川事件」とも呼ばれているらしいです。
本文中や解説にも登場しますが、記憶に残る、ある意味衝撃的な事件でした。

物語が進んでいくと、前に読んだ「交渉人」でも出てきたのですが、警察の「キャリア組」と「ノンキャリア組」との確執が描かれています。
現場で事件の解決にあたる「ノンキャリア組」に対して、「キャリア組」は不祥事を避け、警察庁で出世することにのみ執着しているとのこと。
手柄は自分の手に。
不始末は部下の手に。
これほどではないにしても、似たような人、居ますね。

結末は予想はできたものの、まあ納得。
意外と素直に受け入れられました。

それにしても、「人質」にはなりたくないものです。
犯罪はやめましょう。

|

« 「武士の一分」 | トップページ | 「百器徒然袋・風」 京極夏彦 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/16298/8718075

この記事へのトラックバック一覧です: 「銀行籠城」 新堂冬樹:

« 「武士の一分」 | トップページ | 「百器徒然袋・風」 京極夏彦 »