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2007年10月 8日 (月)

「亡国のイージス(上)」 福井晴敏

いつかは読むと決めていた本。
この内容を2時間程度でまとめるのは困難でしょうから、映画もあえて見ませんでした。

亡国のイージス 上  講談社文庫 Book 亡国のイージス 上 講談社文庫

著者:福井 晴敏
販売元:講談社
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イージスとは、ギリシア神話のなかでゼウスが娘のアテナに与えた防具で、すべての邪悪、災厄を払う力があるという。

イージス艦とは、イージスシステムを搭載した艦艇のこと。
一般には、高度のレーダー探索能力と、この情報を僚艦とデータリンクできること、同時に多目標を処理できること(多数の目標に放ったミサイルを誘導できる)が一番の特徴だと思います。

まずは登場人物の背景から…。
このへんが映画ではできないこと、これだけでかなりの上映時間がかかってしまいますね。
でも、これがあるから小説は登場人物に対する思い入れが違います。

ミニイージスシステムを搭載した護衛艦「いそかぜ」。
その艦に、テロリストが大量殺人兵器を持ち込んでいるという情報が…。
結果的には占拠され、僚艦「うらかぜ」を沈め、戦闘機も撃墜してしまう「いそかぜ」。
艦長「宮津」、テロリスト、それを阻止すべく乗り込んでいた防衛庁情報局工作員、そして護衛艦「いそかぜ」を取り戻すべく帰艦した先任伍長の「仙石」。
その対策に追われる政府関連の各部署。

「いそかぜ」が演習に出るあたりからストーリーは走り始め、読むピッチも上がり始めました。
クルーの知らないところで起きている不可解な出来事。
飛行機事故にあった女性を救出した後、物語は急展開。
日本政府はどのように対応していくのか。

これを読んでいると「日本は、日本国民は、本当にこのままで良いのか」考えてしまいますね。
「国家の一員だという意識も無く、戦争を放棄すればそれで安全を保てると思っている」
考えずにはいられません。
相手が明確なる敵意をもって攻撃してこない限り、いっさいの攻撃ができないという現在の自衛隊。
現実は攻撃を受ければ、全滅かそれに近い被害を受けてしまうのが現代の戦いです。
大いなる矛盾のなかで平和を保っている国、日本。

後半が早く読みたいので、早々に入手の予定です。

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