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2007年9月 4日 (火)

「栗林忠道」 柘植久慶

最近、硫黄島の読み方が「いおうとう」に統一されました。
大東亜戦争の激戦区として知られた硫黄島「いおうじま」のイメージからの決別なのでしょうか。

栗林忠道―硫黄島の死闘を指揮した名将 (PHP文庫) Book 栗林忠道―硫黄島の死闘を指揮した名将 (PHP文庫)

著者:柘植 久慶
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著者は傭兵経験もある柘植久慶氏です。
現代の戦闘を知り尽くした柘植氏が、決定的に不利な状況の硫黄島で米軍との戦闘を指揮した「栗林中将」を読み物としてどう描いているのか興味が湧きました。

話には聞いていたのですが、何千発もの艦砲射撃や空爆の後に上陸作戦が始まりました。
あまりの凄まじさに硫黄島の擂鉢山の形が変わってしまったとも聞きます。
しかし、あまりにも楽観視していた米軍が上陸した時、日本軍の反撃が始まったのです。

映画「プライベート・ライアン」で見たノルマンディー上陸作戦は、物量VS物量という感じの戦闘でした。
それに比べると、硫黄島は米軍にとって今までに体験しなかったような戦いだったのでしょう。

米軍の砲撃や爆撃を避けるために、日本軍は地下に陣地を構築します。
劣悪な環境のなかで、曲がりくねったトンネルを掘り、数多くの出入口を作った日本軍。
この作戦で、数字的には、日本軍をはるかに上回る損害を米軍に与えました。

無論、戦争とは愚かな行為です。
しかし、生き残る道は無いと知りながら、
「祖国への攻撃を一日でも引き延ばすべく戦った日本軍の将校達と名も無き兵士達が居た」
ということは記憶しておかなければいけないでしょう。
同じ過ちを繰り返さないために。

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