« 「伝説のプラモ屋」 田宮俊作 | トップページ | 「ワールドタンクミュージアム図鑑」 モリナガ・ヨウ »

2007年7月12日 (木)

「死の谷の狙撃手」 鳴海 章

スティーブン・ハンターの「極大射程」が映画になったらしいです。
そんなことを考えていたら平積みの本に「狙撃手」の文字を見つけました。
ということで…。

死の谷の狙撃手 (光文社文庫) Book 死の谷の狙撃手 (光文社文庫)

著者:鳴海 章
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

最強の兵士とは死ぬことを恐れない兵士。
そしてためらいなく人を殺せる兵士。

超一流の技術を持ち、何のためらいもなく人の命を奪える特殊兵士。
彼らは「毒」(ポイズン)と呼ばれていた。
組織が解散した後、彼らは世界に散らばった。

最近、このジャンルの小説を読んでいなかったのでとても新鮮な感じがしました。
もちろん小説本体の良さもあってのことですが、かなりの速さで読んでしまいました。
正直、タイトルほど狙撃手は活躍しないのではありますが、冷戦の終了後の新たな世界に暗躍する諜報員達には驚かされます。

死を前にしても臆することなく任務を遂行する彼らにかかれば、目の前のささやかな平和など何の意味もなくなってしまいます。

「つい今し方までしっかりとした存在に思えていたものが風がひと吹きするだけで崩れ、跡形もなく消え去ってしまいそうに思えた。」
テロ行為、核弾頭という言葉が遠い世界から急に現実味を帯びてきた、そんなことをも感じてしまいます。

ボスニア・ヘルツェゴビナの市街地の狙撃から始まるこの物語は、はるか昔に読んだ大藪春彦先生の小説を思い出させます。
車と銃と女(まあ女のほうは少々控えめですが)楽しませてもらいました。

|

« 「伝説のプラモ屋」 田宮俊作 | トップページ | 「ワールドタンクミュージアム図鑑」 モリナガ・ヨウ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/16298/7119505

この記事へのトラックバック一覧です: 「死の谷の狙撃手」 鳴海 章:

« 「伝説のプラモ屋」 田宮俊作 | トップページ | 「ワールドタンクミュージアム図鑑」 モリナガ・ヨウ »