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2007年2月 9日 (金)

「新選組物語‐新選組三部作」 子母沢 寛

新選組物語―新選組三部作 Book 新選組物語―新選組三部作

著者:子母沢 寛
販売元:中央公論社

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著者の「子母沢 寛」先生は、新聞記者として働くかたわらで、旧幕臣の聞き書きをまとめて新選組三部作を書き上げた人であるという。
そんなことを考えながら読んでいると、ひとつひとつのエピソードが妙に真実味を帯びてきます。

沖田総司が亡くなる前に見た黒い猫の話、山南の切腹、伊藤甲子太郎のことなど数々の話がありますが、以前読んだことのある「新選組血風録 」を思い出しました。
先にも書いたように、子母沢先生のこの本は、生き残った隊士やその当時の目撃者から取材しているということですが、「本当にこのようなことがあったのだ」と考えるとたまりません。
この時代、現代よりも人の命が軽んじられていたとも言えると思いますが、日本にとっての最大の転換期に真剣に命を燃やしていた人たちがいた、と考えたいです。

そういえばこの人の話も載っていました、南部浪人「吉村貫一郎」
この話は子母沢先生の創作であるとされているものの、
これを小説化した壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2 」「壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3 は本当に感動しました。

「子母沢 寛」先生の新選組三部作(新選組始末記・新選組遺聞・新選組物語)が無ければ、これらの新選組に関する小説も無かったのでは…と思われるほどの小説。
久しぶりの新選組、堪能させていただきました。

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