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2007年1月20日 (土)

「どろろ」 手塚治虫傑作選集

手塚治虫先生の「どろろ」が映画化となりました。
実は「どろろ」については、漫画での記憶というよりは、かなり昔にTVで放映していたのをおぼろげに憶えているという程度。
でも、その記憶が強烈だったからなのか、数年前にどうしても漫画を読みたくなって、手塚治虫傑作選集(どろろ①~③)を入手していました。
今回の映画化を機会に、久しぶりに奥のほうからこの本をひっぱり出してきて読み返してみました。

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生まれながらにして魔神に体の48ヶ所を奪われている「百鬼丸」。
両親を亡くしながらもたくましく生きている少年?「どろろ」。
一見、妖怪退治のヒーロー物と思われがちですが、さすがに「手塚漫画」、根底には戦いの悲惨さ、差別など、人間の愚かさも描かれております。

妖怪と戦う「百鬼丸」と「どろろ」。
しかし、いくら妖怪を退治しても、助けてやった村の人々からも気味悪がられて、最後には村から追い出されてしまいます。
妖怪を倒すたびに「百鬼丸」の体の一部が復活するのが唯一の救いともいえます。
「百鬼丸」の実父である「醍醐景光」とのかかわり合い、金目当てに「どろろ」の両親を裏切った盗賊達、今読んでも色あせない面白さがあると思います。

この「どろろ」が映画化されると聞いたときは、前述したように、百鬼丸が妖怪退治のヒーローのように描かれてしまうかもしれない(実際にはその方が一般の人には解りやすいのでしょうが)とか、妖怪などがCGで合成され、日本特有のおどろおどろしさが無くなってしまうのではないか、などとかなり心配でした。
(予告編などを見るとますます不安になってきたりしますが…)

一番の心配は、女優の柴崎コウが「どろろ」を演じるということ。
原作では「どろろ」は子供ですから…。

とりあえずは静かに見守っていきたいと思います。
是非ともDVDコレクションに加えたい、そんな映画であって欲しいです。

そういえば小説「どろろ」のほうも読ませていただきました。
小説の中の登場人物が自動的に劇画の絵に脳内変換されますが、より現実的に描かれた「どろろ」、ちょっと違和感もありましたが、まあこういうのも良いかもしれませんね。

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