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2006年10月22日 (日)

「ダーティホワイトボーイズ」 スティーブン・ハンター

先日、スティーブン・ハンターの「狩りのとき」を読み終えましたが、ちょっと気になっていたこの作品を探して読んでみました。

ダーティホワイトボーイズ Book ダーティホワイトボーイズ

著者:スティーヴン ハンター
販売元:扶桑社
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生まれながらの犯罪者ラマーが刑務所を脱獄。
この男、最初は根っからの極悪人というイメージでしたが、銃を手に入れるため家を襲ったステップフォード夫妻を最終的には殺さなかったこと、また、ルータ-ベイスの農場で仕事をしたり、話をしているところあたりからイメージが変わってきました。
男として一本筋の通ったところがある、こんな生き方も悪くないかも…と思えてきたりします。
対するハイウェイパトロールマン、バド・ピューティは真面目に仕事をこなし、自慢の家族も持っていますが、同僚の妻と不倫関係にあり、いつまでも区切りをつけることができない自分に苛々しているという感じです。
この二人の対決を軸として物語は進んでいきます。

弾丸の装弾数を重視し、接近戦では銃身を短くした散弾銃を用いる、等々あいかわらず銃器の描写は精密で実用的です。
大藪小説とモデルガンで鍛えたので、読んでいると頭の中に映像が浮かびますから、非常によく理解できてうれしい限りです。
一方で、この銃器が社会にもたらす悪い影響についても理解しておかなければなりませんね。

スワガー一家とのかかわり合いについては、ほんの少し(しかも過去の出来事として)書かれていたのみで、これは少々拍子抜けでした。

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