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2006年9月 8日 (金)

「一夢庵風流記」 隆 慶一郎

かつて「週刊少年ジャンプ」に連載されていた「花の慶次」。
この原作の小説があるとのこと。
「北斗の拳」と同じように、原作は武論尊氏かと思っていましたが、これがなんと隆 慶一郎先生。
先生の著書は今までにも何作か読まさせていただきましたが、まさかこの劇画の原作とは…予想外でした。
文庫本も二種類(2社)あるようですが、とりあえず書店にあった新潮社のものを入手しました。

一夢庵風流記 (新潮文庫) Book 一夢庵風流記 (新潮文庫)

著者:隆 慶一郎
販売元:新潮社
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劇画はかなりデフォルメされてると思っていたのに(予想外でしたが)ほぼ原作に沿って書かれていたようです。
こんなところも少々意外でした。

好きなエピソードをひとつ、

 慶次郎が目をきらきら光らせて捨丸に呼びかけた。
 捨丸はいやな予感を覚えた。
 目が光るのは何か妙なことを思いついたしるしである。
 「これから先、これは誰の馬かと訊ねられたら、お前は烏帽子を引っかぶり、
 足拍子を踏んで幸若
を舞ってこう言え」
 ”此の鹿毛と申すは、あかいちょっかい革袴、茨がくれの鉄冑、
 鶏のとっさか立烏帽子、前田慶次の馬にて候”
 捨丸は泣きたいのをこらえて、やけのやん八になって幸若
を舞い、節をつけて唄うのであった。

なんとこの話は、作者の創造ではなく、実際の史料にある慶次郎の逸話であったそうです。

それにしても凄い!男であれば誰でもこのように生きたいと思うはず。
いつものことですが、実際にこんな生活は無理でしょう。
でも、せめて心だけでもこのように自由にしておきたい、そう思います。
「花の慶次」また読みたくなりました。


前に読んだ本「刀と首取り 戦国合戦異説」に、戦にての主武器は刀ではなく、鉄砲、弓矢、槍であると書かれてありましたが、まさにその通りでした。
いくさ人である前田慶次郎も皆朱の槍を携えて戦場を駆け巡り、敵を殴り、払い、刺し、活躍していました。

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