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2006年8月 4日 (金)

「血路 南稜七ッ家秘録」 長谷川 卓

血路―南稜七ツ家秘録 Book 血路―南稜七ツ家秘録

著者:長谷川 卓
販売元:角川春樹事務所
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解説より
「戦国」「山の民」「忍者」「アクション」「熊落し」…。
これらの単語に食指が動く人は、ぜひとも本書を手に取ってもらいたい。
ということで手に取ってしまいました。

実は以前、この物語の続編である「死地 南稜七ッ家秘録」を読んだことがありました。
前編があると知っていれば「血路…」を先に読んだのでしょうが、このときは書店にこの本しか無かったので…。
「死地…」で活躍した「七ッ家」の「二ッ」が若き日に活躍した物語となれば、もう読まずにはいられません。

「七ッ家」とは…
深山に住み、山の稜線の南側に七軒の家を構えるところから《南稜七ッ家》と呼ばれている集団。
生き残るための特殊な技能を持ち、いつしか人質や捕らわれ人を敵城から救い出す仕事を請け負うようになったため、《落としの七ッ》とも呼ばれている。
現代で例えれば、正規軍に属していない特殊部隊というところでしょうか。
もうこの設定だけでも興味津々です。

武田晴信(信玄)率いる暗殺部隊「かまきり」が絡んでくる物語ですが、互いの秘術を尽くした戦闘場面が見事で、読んでいても飽きさせません。
いろいろな特殊技能を持った人々や仕掛けが登場してきて楽しませてくれます。
でも、名前、特技など個性的な面々がそろっているだけに、戦闘シーンのたびに、かなりの登場人物が死んでしまうのが残念といえば残念なところです。

全体的には(設定からして当然だが)登場人物の大多数が男であり、まさに男の話です。
彼らはいかに生きて、いかに死すべきかを心得ている。
せめてその気概だけでも見習って生きたいものです。

そんな男達の話の中に登場する数少ない女性達が、なんともはかなくて可憐に思えるのは私だけでしょうか。

そのうちに「死地 南稜七ッ家秘録」も読み返してみようと思います。

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