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2006年1月29日 (日)

「むかし僕が死んだ家」 東野圭吾

むかし僕が死んだ家 Book むかし僕が死んだ家

著者:東野 圭吾
販売元:講談社

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新幹線の時刻を気にしながら、平積みの本のタイトルを見ていくと、東野圭吾氏の本がかなりの割合で置いてありました。
「容疑者Xの献身」にて直木賞を受賞した影響が大きいのでしょうね。

「昔の彼女の幼少のころの記憶を探すため、山の中の小さな白い家を訪れる。そこで二人を待ち受ける恐るべき真実とは…。」
もうこれで「つかみはOK!」早速購入となりました。
登場人物が少ない分ストーリーに集中できるので、ストレスを感じずに読み進めていくことができました。
(特に外国の小説などは、目次の次あたりにある登場人物紹介のページを何度も確認しながら読むことが多いです。自分にはカタカナの名前は馴染みにくいのでしょうか。)

まるで生活感のない白い家、だがそこには、二十年前のある時刻が正確に再現されていた。
残されていた少年の日記をもとに、彼女の幼少の記憶が明らかになっていく。
だが、果たして真実を知ることが本当に彼女のためなのだろうか?
主人公は自分の生い立ちも重ね合わせながら苦悩する。

探偵でもない主人公の推理が鮮やかすぎる感じがしますが、推理小説としては面白く読ませていただきました。
実際は幽霊もなにも出てこないのですが、彼女を一人にしたときなど妙に心配でハラハラして、急いで続きを読みたくなってしまいます。
昔の彼女で今は人妻という設定も効いていて、夫婦や恋人同士であればもっと違った行動もできたのではないかと思いますが、二人ともお互いの気持ちに微妙な距離を置いているためか緊張感が持続していきます。
エピローグがスッキリしすぎているような気がしますが、まあこれはこれで納得です。

自分も幼稚園以前のことは思い出せませんが、一般にはどうなんでしょうか?
単に忘れてしまっただけのような気もしますが…。

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