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2006年1月23日 (月)

「秘密」 東野圭吾

秘密 Book 秘密

著者:東野 圭吾
販売元:文藝春秋

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「不意に、いいようのない孤独感が襲ってきた。暗く先の見えないトンネルに、たった一人で取り残されたような気がした。これまで一緒に歩いてきた直子の姿はない。ただ彼女の声が聞こえるだけだ。そして彼女はすでに別の世界を歩き出している。ここにいるのは自分だけなのだ。」
娘の体に宿った妻の魂。
再び若さを手に入れた妻は、彼女の二度目の人生を後悔しないためにも医学部を目指すことになるが…。
夫にしてみれば、一度に妻と娘を失ったような孤独感を感じていた。

物語のシチュエーションとすれば、よくある話だが、残された夫にとっては辛い現実が待っていた。
彼にとって救いだったのは、仲の良い夫婦だったことと、妻が賢かったことか。
普通の人であれば若返ったら、たぶん遊んでしまうと思う。
(勉強など覚えるべきことはもう覚えているのだから)
というわけで自分には、夫の切なさが一番心に残ったのでした。

クリスマスイブの出来事で夫婦の間が気まずくなり、娘(妻)も精彩をなくす。
しかしその後、夫は事故を起こしたバスの運転手の家族の事情などを知ったことにより、今までの生活に区切りをつける決意をする。
その後、信じられないことが…。

結末にはいろいろな意見があると思うが、この二人にとってはこれで良かったのだろう。
時計店の店主の言葉には驚かされましたが、この妻だったらもう少しうまくやれたはず、
自分としては、
妻と娘の魂が融合したと信じたい。

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